科の紹介 阪本大樹
歯科衛生士2名(うち病棟常在1名)と歯科助手2名と合わせて5名で、外来、病棟、訪問の小児歯科、口腔外科を含めた歯科治療を行っていきます。歯で気になることがありましたら、気軽にご相談下さい。
話は変わりますが、虫歯は大きくなるにつれて治療の時間(回数)、治療費が増えていきます。これは歯周病も一緒です。そして、治療した場所が大きければ大きいほど、歯の寿命は短くなる傾向にあります。残念ながら今、現在は歯がなくなってしまうと被せ物、入れ歯やインプラントなどで補うことはできますが自分の歯を元に戻すことはできません。この事を考えるといかに健康な歯を維持することが大切かがわかります。また、虫歯がない人でも歯力がなくなってしまう事があります。結構皆さんも知っていらっしゃると思いますが、それは歯周病が原因で無くなります。虫歯が無いから歯医者に行かなくていいやと放っておくと、歯周病にかかっていた場合、時間をかけて歯を支えている骨が溶けて、徐々にぐらぐらして最終的に歯が抜けます。しかもその間は腫れたりしない限り痛みはでないので、なかなか気づきません。
歯科治療も早期発見、治療が有効なので、定期検診にぜひ行ってください。また、歯周病は糖尿病、呼吸器疾患、心疾患、などに関連があるといわれています。歯周病を治療することでこういった全身疾患を軽減、防ぐことができると思います。 特に入院してしまうと、どうしても口腔内のケアが自分でできなくなる期間が増えてしまったり、できたとしてもおろそかになってしまったりして、歯周病の悪化や、はたまた虫歯の増加など口腔内の環境が悪くなりやすくなります。他科、他職種との連携を深めていき、口腔内環境維持、改善することで全身疾患のリスクを軽減し、お口から健康を守っていきたいと思います。